第26回「ギリシャ神話、おもろいです」

2012.09.06(THU) UP

どーもみなさん。

今回は久しぶりに雑学で行きたいと思います。
なんでといわれても気になるからです。ギリシア神話が。
神話と言いますと日本では、日本書紀に当りますが、とにもかくにも神話に出てくる神たるもの、あまりにも短気すぎます。

ギリシャ神話のゼウスに関しては、相当嫌な奴ですね。
気に食わない人物がいれば、問答無用で草とか島とかに変えてしまいますし、自分好みの女性がいたら必ず手を出します(言葉が悪いですが、実際強姦と言えます)。そして生まれてくる子供が父を超える者だという予言なんかがありますと母子ともに飲み込んだりするんですね。さらにゼウスは孫にまで手をつけたりします。
簡単に言うと「変質者」ですね。それでいて「犯罪者」です。そしてロリコンです。
こんな神様、何を崇拝していいのかわかりません。だいたい(美人以外の)人間のことなんて屁とも思っていませんし…。力を持ってしまうとこうなるからアカンで!みたいな悪い見本ですよ、まったく。

それから、ゼウスだけじゃなく他の神々もなかなかの暴れっぷりです。
ゼウスの奥さんにヘラという婚姻の神がいるのですが、ゼウスの浮気相手に嫉妬しまくりで、きっと昼ドラにすると面白くなりますが、ひとつひとつ例をあげるときりがないので割愛します。なによりも「キングオブ昼ドラ」なヘラが婚姻の神であるということがたいへんな皮肉です。

ところで神話には基本的に美男、美女が登場しまくります。
しかし、なかなかこちらも悲惨な目にしかあわないです。まず、美女ならゼウスに手をつけられるか、断ったら木に変えられるとか、ヘラにひどい仕打ちにあうとか。美男は、ゼウスに殺されかけるか、大体がゼウスの愛人の子なのでヘラに迫害されるか。
頭が蛇のメドューサなんて本当にかわいそうで、もともとは金髪の絶世の美女。諸説いろいろありますが、とにかく戦いの女神であるアテナの怒りをかって(美貌への嫉妬も含む)化け物に変えられてしまったのです。アテナはほかにもアラクネという素晴らしい機織り名人をクモに変えてたりします。「あの子、ちょっと織物が上手いからと言って、なんだか最近調子こいてるじゃないの、クモにおなり!」…うーむ。やっぱり精神レベルが低い者が力を持ってはいけないのです。
そんなアテナを口説こうとした兵(変態)がおります。鍛冶神ヘパイストス。彼はマゾヒストです。
ヘパイストスはアテナを口説こうとしたのですが、案の定こっぴどくやられてしまいます。が!やられている自分に興奮して射精しちゃうんですね。マゾですから。そして、飛んで行った精子がアテナの足にかかりそこからエリクトニオスという下半身が蛇の王様が産まれたそうです。

このあたりがギリシャ神話のおもしろいところなのですが、セックスをせずによく子供が生まれます。
アフロディーテという名前を聞いたことがある方は多いと思うのですが、この神様は「愛と美の神」なんだそうです。名画「ヴィーナスの誕生」で貝殻から出てきてるあの美人です。
先ほど出てきた変態ヘパイストスが旦那なのですが、そら、まあ、お構いなしで浮気しまくりです。色恋が多いのもそのはず、ゼウスが父より王座を奪いとったとき、父のペニスを切り落としたんだそうですが、そのペニスが海に落ち、そこから生まれたのが「愛と美の神」アフロディーテです。何度も言います「愛と美の神」です。

話していけばおわかりですが、神々は身内同士で略奪、恐喝、強姦、詐欺、虐殺、拷問をやっているということになります。とんだお家騒動、話になりません。

人格者はいないのかと問いたくなりますが、ご安心ください。意外な人物がおります。
瞑王ハデスです。地獄の象徴としていろんな物語で悪役になる神ですが、神々の中では一番普通です。
そもそもゼウスの兄にあたります。神々はいい加減なもので、天、海、地底の支配をゼウス、ポセイドン、ハデスの兄弟で分けるとき、くじ引きで決めています。で、不幸にもハデスが地獄の管理者になってしまったのです。
人格者といっても神々の中で一番ましという見方です。なんせ一目ぼれした美女ペルセポネを誘拐し無理やり地獄に嫁がせたわけです。しかし、この嫁は次第に恐妻家と化し、ハデスを尻にひくようになります(このあたりからハデスに同情してしまいます)。ハデスは嫌気がさし、ついニンフ(精霊)と浮気してしまうのですが、バレてしまい、怒った嫁がそのニンフを踏みつけて薬草に変えてしまったそうです。その薬草がミントなんだそうですが、この話を聞いて以来ミント系の食べ物になんだかせつなさを感じてしまいます。
さてどうでしょう、ハデスは貧乏くじを引き、尻にひかれ、浮気してもバレバレです。なんて不器用でかわいそうなんでしょう。
こんな人、周りにいません?
やりたい放題の神々の中では珍しく人間レベルの精神を持った存在と言えます。

そして、ようやく本当の人格者を見つけました。ヘスティアという家庭の守護神です。彼女は素敵です。ディオニソスという神が力をつけてきたのでゼウスが高い地位をあげたいと言った時にあっさり12神の座を譲り渡したというのです。平和主義者です。純潔を守り、結婚もしませんでした。慈愛も深く孤児の面倒もみています。やっと神らしいキャラに出会いましたが、探したところこのヘスティアぐらいじゃないでしょうか。神らしい神は。

うーん。ギリシャ神話。みんな、自由すぎ!
人の気持ちをどれほど蹂躙すれば気付くのでしょうか。己の業の深さに。

いよいよゼウスにバチがあたり、その後いくところまで転落していき、己の罪深さに気付く。そして、改心。最後は自らを犠牲にし、民を守った。
なんて言う「ギリシャ神話~その後のゼウス~」の話でもあれば日本人でも共感できるものを、きっと天界では今でもお家騒動ばかりが起きて、恐ろしくもおもろいドタバタホラーコメディがさく裂しまくっていることでしょう。

以上、ためになるようでならない雑学でした。

それでは、ごきげんよう。

コメント / トラックバック4件

  1. 渦まき より:

    懐かしいなぁ~
    中学一年生の夏休みの課題にギリシャ神話を選んでいろいろ調べてましたよ!それまでディズニーの「ヘラクレス」の中の豪快でおおらかなおっさんのイメージだったゼウスがまさかあ、んな真逆の男だったとは…あれは若干ショックだったなぁ。

  2. ふぅすけ より:

    …これからの人生「神頼み」はしないようにします
    とんでもない見返りを求められそうです…

  3. やたろう より:

    はじめまして。やたろうと申します。

    私はどちらかと言えば織田信長とかアレクサンドロス大王、チンギスハーンみたいな暴れん坊が好きなので同系統のゼウスは嫌いじゃないですね。むしろお気に入りです。ただ、「ギリシャ神話~その後のゼウス~」みたいなのは面白そうですので、うちのサイトの小説にも描いてみたい気はします。

    今後とも陰ながら応援させて頂きます。

  4. 匿名 より:

    ハデスはゼウスに騙されて誘拐してその後も泣いているから手を出せなく、他にも支配する所を決めるさいにハデスは自分からだれも行きたがらない冥界に行くと言っている説もあったりハデスが誘拐したさいに誘拐された方の親であるデメテルはハデスがこんなことするわけないと信じられるぐらい誠実とされています
    もうちょっときちんと勉強してください
    そうしたらこんな面倒なこと言われずにすみますよ

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